はじめてのダーツ
ダーツは、3本投げて交代するだけのシンプルな遊びです。このページでは、はじめての日に知っておきたい投げ方とルール、道具の名前、お店での過ごし方をまとめ、慣れてきたら楽しめるプロの試合の見方まで案内します。
1. 投げ方の基本
最初に覚えるのは「持つ」「立つ」「投げる」の3つだけです。正解の形は人によって違うので、ここに書いたことを出発点にして、投げやすい形を探してください。
持ち方
- 重心(いちばん重いところ)を親指と人さし指ではさみ、中指を軽く添える3本持ちから始めると安定しやすい
- 握りしめない。ダーツが指から自然に離れるくらいの力加減にする
- 先端(ティップ)がやや上を向く角度で構える
立ち方
- 右利きなら右足を前に出し、スローライン(投げる位置の線)にそろえる。体はボードに対して斜め45度くらいが目安
- 体重は前の足に多めにのせ、後ろの足はバランスを取る程度に
- スローラインを踏んだり越えたりして投げるのは反則。線の手前から投げる
投げ方
- 肘の位置を動かさず、肘から先だけを振る。肩や体が動くと、狙いがずれやすい
- 目・ダーツ・狙う場所を一直線にそろえ、腕を後ろに引いてから前へ押し出す
- 投げ終わったら腕を狙った方向へまっすぐ伸ばしたまま止める(フォロースルー)
2. ボードの点数と距離
ボードは1〜20の数字で区切られ、当たった場所の数字が点数になります。外側の細い枠は2倍、内側の細い枠は3倍です。
| エリア | 点数 | 例 |
|---|---|---|
| シングル(太い部分) | 数字のまま | 20に入れば20点 |
| ダブル(外側の細い枠) | 数字×2 | 20のダブルで40点 |
| トリプル(内側の細い枠) | 数字×3 | 20のトリプルで60点(1本の最高点) |
| ブル(真ん中) | 50点 | 外側25点・内側50点に分ける設定(セパレートブル)を選べる機種もある |
家で練習するときの目安になる寸法です。お店のマシンはこの距離で置かれています。
| 項目 | ソフトダーツ | スティールダーツ |
|---|---|---|
| ブルの中心の高さ(床から) | 173cm | 173cm |
| スローラインまでの距離(ボードの面から) | 244cm | 237cm |
ソフトダーツは先端がプラスチックで、電子ボードが点数を自動で数えます。日本のダーツバーで遊ばれているのはほとんどがソフトダーツです。スティールダーツは金属の先端を麻のボードに投げ、PDCなど海外の大会はこちらで行われます。
3. まず覚える3つのゲーム
どのゲームも、1人が3本投げたら交代します(3本で1ラウンド)。
| ゲーム | 勝ち方 | ポイント |
|---|---|---|
| カウントアップ | 8ラウンド(24本)の合計点が多い人の勝ち | ルールを覚えなくても遊べる練習向きのゲーム。1人でも遊べて、合計点で上達がわかる |
| 01(ゼロワン) | 持ち点(301・501・701など)を減らし、先にぴったり0にした人の勝ち | 0を下回ると「バースト」でそのラウンドは無効。残り点数を考えて狙う場所を選ぶ |
| クリケット | 15〜20とブルを取り合い、全部を自分のものにして点数でも勝っていれば勝ち | 同じ場所に3回当てると「オープン」で得点できる。相手も3回当てると「クローズ」 |
ルールの細かいところは、コラム「ダーツのルール入門(01とクリケット)」で図と例を交えて説明しています。ラウンド数やブルの点数などは、機種とお店の設定で変わります。
4. 道具の名前
ダーツは4つの部品でできていて、部品ごとに付け替えられます。
| 部品 | 役割 |
|---|---|
| ティップ | ボードに刺さる先端。ソフトダーツはプラスチック製で、折れたり曲がったりしたら交換する消耗品 |
| バレル | 指で持つ金属の部分。重さと形で投げ心地が大きく変わり、プロの使用モデルも多い |
| シャフト | バレルとフライトをつなぐ軸。長さで飛び方や全体のバランスが変わる |
| フライト | 後ろの羽根。空気を受けて飛び方を安定させる。大きいほど安定しやすい |
マイダーツは、何回かお店で投げて好みがわかってからで十分です。選手が使っているバレルは選手名鑑の各選手のページに載せています。
5. お店で遊ぶ流れとマナー
- 受付でダーツをしたいと伝え、マシンを案内してもらう(貸しダーツの有無もここで聞く)
- マシンに料金を入れ、人数とゲームを選ぶ
- 画面の表示に合わせて、順番に3本ずつ投げる
- ダーツライブなどのカードを持っていれば、マシンに通すと成績が記録され、レーティングもわかる
料金や1ゲームのラウンド数はお店ごとに違います。
気をつけたいこと
- 投げている人とボードの間に入らない。ダーツを抜きに行くのは、全員が投げ終わってから
- 投げている人のすぐ後ろで大きな声を出さない
- ボードに刺さったダーツは、ひねりながら手前に抜く。強く引っぱると先端が折れやすい
- 隣のマシンの人の投げる場所に入らない。混んでいるときは時間を決めて交代する
6. 自分のレベルを知る
カードを使って遊ぶと、01の1ラウンドの平均点とクリケットの1ラウンドの平均マーク数(スタッツ)から「レーティング」が出ます。レーティングをいくつかに区切ったものが「フライト」で、アマチュアの大会はフライトでクラスを分けることが多くなっています。
レベル表でスタッツから自分のフライトを調べ、イベントで同じくらいの腕前の人が集まる大会を探してみてください。
7. プロの試合を見てみよう
自分で投げるようになると、プロの1本のすごさがわかるようになります。国内にはソフトダーツのプロツアーが2つあり、海外ではスティールダーツのPDCが大きな大会を開いています。
全国を回るSTAGE制のソフトダーツのツアー。男子のJAPANと女子のJAPAN LADIESがあり、年間ランキングを競う。
- 生中継LIVE中継(ダーツライブTV。ダーツライブのアカウント登録が必要)
- 速報・結果JAPAN LIVE SCORE
- ランキング年間ランキング
2007年にできた、日本で最初のプロソフトダーツ団体のツアー。プロテストも開いている。
イギリスを中心にしたスティールダーツのプロ団体。毎年12月〜1月の世界選手権が最大の大会。
- 放送・配信PDC公式サイトで国ごとの放送・配信先を案内
- 記録ダーツ名鑑の試合・結果に世界選手権の決勝
2026年度 JAPAN これからの日程
| ステージ | 日程 | 会場 |
|---|---|---|
| STAGE13 | 2026年11月7日(土) | 北海道・アクセスサッポロ |
| STAGE14 | 2026年11月8日(日) | 北海道・アクセスサッポロ |
| STAGE15 | 2026年12月12日(土) | 広島・広島市中小企業会館 |
| STAGE16 | 2026年12月19日(土) | 宮城・夢メッセみやぎ |
| STAGE17 | 2027年2月13日(土) | 静岡・ツインメッセ静岡 |
| STAGE18 | 2027年3月20日(土) | 千葉・幕張メッセ |
JAPAN公式サイトのツアー日程(2026年11月4日確認)。変更されることがあるので、出かける前に公式の日程を確かめてください。PERFECTの日程はPERFECT公式サイトに載っています。
会場で見るときは
- 選手がスローラインに立ってから投げ終えるまでは、声や拍手を控える。いいプレーへの拍手は投げ終わってから
- 試合中・練習中の選手に、声かけやサイン・写真のお願いをしない
- 撮影のルールは大会ごとに決まっている。PERFECTの観戦ガイドでは、個人で楽しむための写真と15秒以内の動画に限り、フラッシュやライブ配信は禁止
- 入場料がかかる会場もある(PERFECTは入場料が必要な会場でも高校生以下は無料)
出典:JAPAN「観戦のお客様へのお願い」、PERFECT 観戦ガイド(どちらも2026年11月4日確認)
ダーツ名鑑で試合を追う
試合・結果では国内ツアーの結果とPDC世界選手権の決勝の記録を、選手名鑑では選手ごとの年度別成績・タイトル・経歴・使っているバレルを見られます。中継で気になった選手を調べると、次の試合がもっと面白くなります。
8. 観戦が楽しくなる用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 180(ワンエイティ) | 3本とも20のトリプルに入れたときの点数。1ラウンドの最高点で、決まると会場が沸く |
| レッグ | 1ゲームのこと。試合は「何レッグ先取」で勝ち負けを決める |
| セット | 何レッグかをまとめた単位。PDC世界選手権はセット制で行われる |
| スタッツ | 01の1ラウンドの平均点、クリケットの1ラウンドの平均マーク数など、上手さを表す数字。中継の画面にも出る |
| ハットトリック | 1ラウンドの3本をすべてブルに入れること(ソフトダーツのアワード) |
| アレンジ | 01で残り点数をぴったり0にするための狙い方の組み立て |
よくある質問
確認日:2026年11月4日。ゲームのルールはダーツライブ公式「はじめてのダーツ」、ボードの寸法は一般的な規格、プロツアーの情報はJAPAN・PERFECT・PDCの各公式サイトをもとにしています。ルールの細かい設定は機種とお店で変わります。